アメリカの学校の教え2

cherylholt / Pixabay

こんにちは、pekoママです。
アメリカの学校で行われている教えについて、今日はその続編に行きたいと思います!
日本でもアメリカでも、きっと子供を学校に通わせてる世界中の親達が気にすること、そのひとつに、「うちの子、学校でいじめられてないかな?」。
そして、学校ではどんな対策がされているのか、気になるところですね。

我が家の娘は、アメリカの公立の学校に通っています。現在ファーストグレード、1年生です。そんな娘の学校が取り組んでいることとは…。

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共通の対処法を子供に教える

娘が通う学校は、公立の学校です。しかし、同じ公立の学校でも取り組んでいることは、それぞれのSchool Districtによってかなり違ってくるのではないでしょうか。
これは、娘が通う学校で行われているいじめに対しての対処法です。「Debug System」と呼ばれて、もし誰かに意地悪されたり、邪魔をされた場合はどうするの?ということを明確にしています。
キンダーガーテンの頃から、同じように教えられて、これもまたスクールカウンセラーによって授業があり、繰り返し子供たちに伝えられています。

≪Debug System≫

  1. Ingore(相手にしない)
  2. Move(離れる)
  3. Talk Friendly(やさしく気持ちを伝える)
  4. Talk Firmly(はっきりと嫌だと伝える)
  5. Get Adult Help(大人に助けを求める)

()内の日本語は、私なりに娘に日本語で教えたものです。まず、1をしてみて、それでもやってくるようだったら、2→3→4→5と対処していきましょうというものです。キンダーの時に、これがプリントアウトされたものがスクールカウンセラーより配られ、家庭でもこのシステムを子どもに伝えて、お家に貼っておいてくださいとありました。

そして、この時だけでなく、FirstGradeになった今も、また繰り返しこのことを教えられているようです。去年は英語もよくわからなかった娘が、今年はこのDebug Systemについて私に説明してくるようになりました。

何か嫌な事された場合、すぐに大人に言いにいくのではなく、このステップを踏めばいいんだとはっきりと子供に示すのはとてもいい事だなと思います。学校全体で、理解させていくのもいいですね。

兄弟喧嘩にもこのシステムを活用できる

我が家では、すぐに勃発する兄弟喧嘩にも最近このシステムを活用しています(笑)
喧嘩をしだすと、すぐに「ママ~、〇〇が〇〇した!」と言いつけにやってきます。そんな時は、いいつけに来た子の方に、「嫌な事された時は、まずどうするの?まずママに言いつけに行くんだっけ?」と。まぁ兄弟喧嘩の場合は、あっという間に「どれもやってみたけど、やめてくれないっ!ママ~!!!」となることがほとんどですけど(苦笑)

ところが、意外なところで活用されました、このシステム!
なんと、プリスクールに行ってる息子が、プリスクールでこのシステムを実行したようです(驚)
息子はほとんど英語が話せないので多分プリスクールでも会話らしい会話はしてないと思います。
だけど、ある時プリスクールで宝探しをやったようです。すると、ある男の子が息子が見つけた宝石(たぶんおもちゃのキラキラ?)を全部とってしまったようです。息子は、先生に取られたと言うこともできず、すっごく嫌な気分になったので、その子から離れていったそうです。そして、その後もその子に近寄らず、「僕ね、嫌だったからその子と一緒に座らなかった」そうです。それからも、息子はその子を避けていたようで、なんと数日後その子が息子に「Sorry」と謝ってきたんですって!謝られた息子は、やっとその子と一緒に座るようにしたようです。
まだ、4歳の小さい子同志のことなので、はっきりしたことはわからないけど、息子が怒っていることはきっとその子にも伝わったんだと思います。きっと、その理由もその子にはわかっていたのではないかな?
何でも先生に言いつけに行く子もいますが、英語が話せない息子はそれができないけど、自分なりに対処法を見つけたんだな~、家で言ってたことも分かってたのかな~と思った出来事でした。

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